東洋医学的診断法3 問診:もんしん
- 碧はりきゅう屋 髙野
- 2019年4月20日
- 読了時間: 2分
更新日:2019年4月22日
東洋医学の四診 (問診:もんしん) 歴史のある東洋医学では、現代にあるような高度な技術も無く病気を検査するシステムがありませんでした。しかし、東洋医学では患者の自覚症状や、体の表面に表われた変化を重視して、きめ細やかに観察することで症状を見極めるという東洋医学独自の診察法を発見して進化させてきました。 『四診』といいます。 ①望診(ぼうしん)、②聞診(ぶんしん)、③問診(もんしん)、④切診(せっしん)という4つの診察方法があります。
今回は、③問診(もんしん)についてお話したいと思います。
問診とは、五感よりも質問と回答によって得られる情報から、患者さんのからだの状態を診断していく方法になります。 今まで紹介してきた望診や聞診とは異なり直接的に聞きたいことを聞けるというメリットが施術者にはあるとは思います。しかし、患者さんにとっては今現在に起こっている症状の改善を望んで来院しているので、何故に過去のことを聞かれているのか不思議に思う方も居ると思います。東洋医学には未病先防という考えかたがあります。病気になって治療するのではなく、病気の前の未病の段階で体質を改善し病気にかかりにくい体質をつくるという東洋医学の長い歴史から生まれてきた考えかたです。悩める症状が、今の生活習慣によるモノである可能性もあるので、患者さんの事を知るために色々とお伺いすることになります。
今、世界の医療は高血圧、糖尿病、ガンなど日常の生活習慣が病気の発症や進行にかかわってくる生活習慣病の増加などから予防医学が注目をされています。その結果、もうひとつの医療として予防医学に重点を置く東洋医学がクローズアップされています。 現代医学のすぐれた検査システムに未病先防というひとりひとりのデーターを中心とした東洋医学をあわせた医療が高齢化社会を迎えた今、世界的に注目をされているようです。「温故知新」:ふるきをたずねてあたらしきをしるデスね。
鍼灸治療専門治療院 碧はりきゅう屋では、東洋医学的な診断に基づいて「はり」と「きゅう」のみでお身体を改善させるお手伝いをしています。
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